バイエルン vs CSKAモスクワ(CL)-吉田康弘 Official Blog

バイエルン vs CSKAモスクワ(CL) 2013/09/19

新体制になったバイエルンがCLの初戦、

どんな戦いを見せてくれるのか、

非常に楽しみな一戦でした。

結果は、ホームのバイエルンが

危なげなく、まずはしっかりと勝ち点3をとりました。

試合内容は、前半の早い時間帯にフリーキックを決めたバイエルンが

勢いに乗り、CSKAがやや圧倒されズルズルと全体の守備を

下げてしまいました。

そこを逃さず、前半の終了間際に追加点をとったバイエルン、

さすがですね。

 

後半は一転、CSKAが全体の守備ラインを押し上げて、

高い位置からプレッシャーをかけるようになりました。

ここからバイエルンの守備陣が少しバタバタと慌てだし、

危ない位置でボールを奪われる場面もなんどかありました。

 

しかしこの展開を変えたのが途中出場のシュバイン・シュタイガーでした。

バルサで言えばシャビのような役割でしょうか。

それまで、相手のプレスの網にはまりかけていたポゼッションが

一気に解消されました。

 

プレスをかけるときには、「ここ」というタイミング、

スイッチの入る時が必ずあります。

わかりやすくいうと、多くの場合「1本のパス」です。

パッサーの足からボールが離れる瞬間、もしくはその少し前に、

パスの受け手に向かってプレスをかけはじめます。

 

しかし、シュバイン・シュタイガーがピッチにたった瞬間から、

CSKAのプレッシャーがかからなくなりました。

なぜか?

彼は、パスをだす瞬間、ほかのどの選手よりも最後まで、

パスを出す位置、球質を変えられるからです。

簡単に言うと、彼から③番の選手にパスをだすだろうとだれもが予測をして動き出した瞬間、

⑤番の選手にパスの選択を変えられるということです。

足首の角度をほんの少し変えたり、

近くの選手にパスをだすと見せかけて、相手ディフンスが食いつくのを見て、

浮き球でもうひとつ裏にいる選手にパスをだしたり・・・

こうなってくると、CSKAのプレスのスイッチを入れるタイミングに統一感がなくなります。

そして次第に、ボールを奪いにいけなくなります。

 

この試合、シュバイン・シュタイガーの

長短、強弱、球質を自在に操る技術の高さを

見れただけでも十分満足でした!

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