日本vsマリ
最後に同点に追いついた中島のゴールまでの流れは
見事でしたね!
さて、このゲーム、
「ここに足が出てくるのか!」
アフリカ勢の身体能力の高さが現れた場面が
何度もありました。
この差は、今度のワールドカップまでに
何とかできるものではありません。
では、このようなチームを相手にしたときに
何を注意しなければいけないのか?考えてみました。
まずは単純に、よ~いドン!という競争を避けることです。
そこでまず思いつくのは、守備の時のポジショニングです。
いつもより繊細にマークをする相手に対して、
ポジションをとる必要があります。
これを一瞬でも怠ると、相手に置き去りにされてしまいます。
そして、このゲームでも気になった攻撃面。
まずは、味方へのパス。
これは、足元に出すのか、スペースに出すのかを
よりはっきりとプレーする必要があります。
このゲームでは、いつも通りの足元へのパスが、
マリの選手に寄せられて、
最終的にはボールをからめとられたケースが何度もありました。
なので、寄せが早い、最後に足が出てくる相手には
いつもより、パスの軌道に注意が必要です。
相手ディフェンスより確実に遠いほうにパスをする必要があります。
少しでも前に行きたい気持ちはわかりますが、
相手に奪われてしまうよりはいいです。
そして次は、相手の最終ラインを突破してゴールを奪いに行く作業です。
前半も久保や宇佐美が何度か相手の背後をとる動きをしていましたが、
相当に良いタイミングでパスの受け手と出し手が合わないと
確実にスピードのある相手に対してはむつかしいと思います。
ほぼ、よ~いドン!の状況だからです。
このような状況の打開策のひとつとして、
【相手のバランスを崩す】ことがカギになります。
このゲームで、相手ディフェンスの背後に2列目の選手が
飛び出したケースは何度あったでしょうか?
ほとんどなかったように思います。
2列目が推進力を持って相手の背後をとることにより、
相手の守備陣形のバランスが崩れやすくなります。
このゲームを見ているとあらゆるポジションで
1vs1をやっていたように見えました。
1vs1は、するな。と言っているのではありません。
相手にとって、「自分のマークはこの選手ね」と、
簡単に思われてはいけないということです。
「自分は、どの選手をマークすればいいんだよー???」
というような状況をより多く作るということです。
その方法のひとつが「2列目からの飛び出し」です。
個人的に、次のゲームの注目ポイントです(笑)