クラシコ レアルvsバルサ

2017-12-27

このカードはついつい何度も見てしまいますね!

とくにこのゲームでは、バルサの先制点。

今回は、この得点だけについて書きます。

 

得点までの一連のプレーを見ているだけで、

このゲームのレベルの高さがわかります。

まずは、あの位置で、

相手のプレッシャーを全く感じていない

ブスケツのキープ力。

彼のボールの置きどころはいつも完璧ですね!

次にどんなプレーでも可能なところにボールを

置いているので、敵も次にブスケツが何をしてくるのか

なかなか予測がつきません。

そしてボール扱いがしなやかですね。

切り返す一連の動作も、

切り返す動作の途中で、仮に敵に読まれたとしても

いつでも修正のきくボールのもちかたを

していますよね。

軸が全くぶれませんね!

そしてラキティッチへのパス。

パススピードとコース。

一瞬、ゲーム自体がブスケツのパススピードに合わせて

スローモーションになったかのようでした。

ラキティッチのところにパスが届く頃には、

ボールはほとんど止まるほどの勢いでした。

なので、

ラキチッチはトラップをすることなく

その位置からダイレクトで味方に正確にパスを

することもできるしドリブルもできました。

なんでもできる状態でした。

それを見てレアルの選手は三人ほどまわりに

いたのですが誰もボールにアプローチができず中央に

ドリブルのコースを作ってしまいました。

もっとも、ラキティッチのドリブルをするコースが

うまかったのですが・・・

そしてボールを運ぶラキティッチが考えたことは・・・

3vs2の状況でバルサが数的優位です。

左右どちらのパスコースを選んでもokでした。

考えることはただひとつ。

誰により良い状況でシュートを打たせるか?

ということです。(ラキティッチを含めた三人のうち)

それが決まったのは、

ラキティッチがドリブルで中央から最後に

右方向にワンタッチ、ドリブルで方向を指し示した時です。

この瞬間、スアレスはラキティッチから直接のパスはない。

と予測したはずです。

そしてラキティッチの右側へのドリブルで、

レアル2人のディフェンダーも右側に引っ張られました。

そして右サイドの選手からダイレクトで

完全にフリーになっているスアレスへ。

この時、ラキティッチのパスは、メッセージとして、

「スアレスへダイレクトで出してよ」

ということが含まれていて、

パスを受けた選手もしっかりとメッセージを

受け取っていました。

このパスも完璧でしたね!

 

ついつい「完璧」を連発してしまいましたが、

このレベルで得点を奪うには完璧なプレーの

連続だということですね。

 

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