ベルギーvsブラジル
2018-07-07
互いに圧倒的な攻撃力を持ちながらも、
同時に強力な守備力を持ったチーム同士の
好ゲームでした。
ブラジルのほうはボールを奪われてから
守備に切り替える速さが尋常ではないですね。
あれほど個の技術の高いベルギーの選手が
ひとり、またひとりと、あっといまに
3人くらいのブラジル選手に囲まれて
ボールを奪われる状況が多々ありました。
一方、ベルギーは4-3-3で前の両サイドに
アザールとルカクを配置しました。
この両選手を起点に「いつでもカウンターを
仕掛けますよ」というメッセージがあり、
ブラジルの両サイドバックの攻撃参加を
ケアする狙いもあったと思います。
また、ベルギーはある程度ブラジルにボールを
持たれる状況は想定していました。
そのなかで、4枚のDFと3枚のMFがどのように
守備ブロックを形成するのかということが
カギになりました。
高さに勝るベルギーはある程度、
外のスペースは捨てて早めのクロス、
とくに高さのあるボールに対しては跳ね返すことが
できます。
注意すべきポイントとしては、
とにかく中央を固めてドリブルで入り込んでくる
選手への対応です。
その成果として、
このゲームでのネイマールやコウチーニョの
シュートを打つ場所が2メートルほど
遠かったように見えました。
その分、GKまでのシュートの到達時時間は
長くなり、ゴールする確率は下がります。
ブラジルほどの力をもってしても勝てない
この大会のむつかしさを改めて感じました。
日本にも勝ったベルギーにはぜひ最後まで
行ってもらいたいですね!