ドルトムントvsバイエルン

2017-11-08

この大一番で香川がスタメンで起用されました。

攻撃の起点となるシーンも何度かありました。

前半にはドリブルからタイミングよく相手を外して

シュートした場面では相手の動きがよく見えていました。

 

ゲーム全体を通しては結果の通り、

バイエルンが一枚上手でした。

いくつかポイントがあるのですが、

私はバイエルンの「相手を外すパス」に注目しました。

ショートパスを多用して相手を崩していく

イメージが強いバイエルンですが・・・

 

ふつう守備時にボールを奪いにいくタイミングというのは、

ある程度相手に規制(網)をかけ、

次のパスで全員が奪いにいくタイミングがあります。

カチッとスイッチが入るイメージです。

その時には全員がトップギアに入れて

ボールを奪いに行きます。

 

バイエルンのうまさは、相手がボールを奪いにいく、

スイッチの入るパスのひとつ前で、

サイドチェンジであったり、

ディフェンスラインの背後をワンタッチで

狙います。

 

ドルトムントにしてみると、

守備の網をかけて、「よし、次のパスで一気に奪いにいくぞ!」

と考えた瞬間、それよりも一歩早く

守備の網をかいくぐられるという状況になります。

次第に、「行っても外される」という心理が働き、

ボールを奪いにいくタイミングがちぐはぐになってきます。

そうなってくると、相手にうまくプレッシャーがかからなくなり、

中盤にもスペースができ始めます。

バイエルンお得意の「ショートパス」が

さらに生きてくる展開になりました。

 

決定機は、ドルトムントも同じくらいつくれていました。

香川の活躍とともにドルトムントの次節に期待しましょう!

 

 

▲ ページの先頭へもどる