アル・ヒラル vs 浦和レッズ

2017-11-19

結果、1−1の引き分けに終わりましたが、

この得点は2ndレグに向けて大きな

アドバンテージですね。

 

この大会では決勝戦に勝ち進むまで、

東・西アジアに分かれて戦います。

ということでこの大会初の

西アジアとのゲームになりました。

慣れていないタイプの対戦相手、

さらにアウェーということを考慮すると、

今回の結果は上出来だと思います。

 

私が考えたこのゲームのポイントは、

『キックの精度』です。

 

前半を振り返って見ると浦和の

左サイドを相手にうまく使われましたね。

後半はしっかりと修正して、

宇賀神のポジショニングが外側に

数メートル変わっていました。

 

驚いたのは、相手の左サイドからの

サイドチェンジのキック精度の高さです。

Jリーグでもあそこまでの精度で

サイドチェンジを蹴ることのできる

選手は少ないように思います。

このゲームでのアル・ヒラルの

サイドチェンジはほぼミスが

なかったですね!

パススピード、高さ、コース

どれも高精度でした!

 

また、アル・ヒラルの攻撃時、

ゴール前のクロスを見ても、

前後半通じてかなりの

精度の高さを感じました。

 

一般的に相手がサイドからクロスを

上げようとした時に、守備側としては

相手のマークもきになるところですが、

ゴール前のスペースも気になります。

クロスの位置にもよりますが、

守備側は一旦、ゴール前のスペースを

消しておいて、それから前向きで

守備をします。

そうなると守備側の選手の

『体重は前』にかかります。

 

それに対し・・・

アル・ヒラルの選手は

キックの精度が高く、

守備陣の逆(後ろ)をつくような形で、

守備陣とゴールキーパーの間のわずかな

スペースに正確にクロスを上げてきました。

また、中に飛び込む選手も

そのわずかなスペースにボールを

要求していました。

このようなケースでよく見るのは、

ゴール前にスペースがないので、

マイナス位置でボールを受けるか、

ファーサイド(大裏)で

受けることが多くなります。

つまり、アル・ヒラルの選手たちにとって、

ゴール前の消したはずのスペースが

得点するには十分なスペースに見えている。

ということです。

 

このゲームでも何度も浦和ゴール前を

アル・ヒラルのクロスが横切りました。

2ndレグもこの高精度のクロスには

要注意ですね。

 

ホームで圧倒的な強さを誇る浦和レッズに

期待し、応援しましょう!

 

 

▲ ページの先頭へもどる